検証しましたシリーズ!
今回は画像内の訴求テキストの違いでクリック率がどれくらい変わるのかABテストを実施しました。突然ですが、皆さんは「メラビアンの法則」はご存じでしょうか。
ヒトがコミュニケーションをとる際に影響される要素は「言語」「聴覚」「視覚」の3つとされています。その中で3つの要素が違う情報だった際に、実験の結果、「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「言語情報7%」という順で優先させるという法則です。
つまり、非言語情報の「デザイン」からの情報を優先させる傾向にあります。
今回のケースは、facebook広告の画像で「プレゼントキャンペーン」という言語情報を使わずともクリックに影響が出ないのか調査してみました。
皆さんの予想はいかがでしょうか?メラビアンの法則通りだと言語情報はあまり優先されないので効果がなさそうですが、、、
対象チャネル
対象店舗概要
店舗名:hug+(店舗を見る)
Instagram:hugtas_official(アカウントを見る)
広告種類
Facebook広告
課題
プレゼントキャンペーンを実施してもフォロワーが増えない。そもそも表示してみているものの、クリックされていないという問題がある。
目的
ブランド認知を高めるため、フォロワーを獲得したい
手法
クリック率を上げるための訴求について
「プレゼントキャンペーン」or「商品特徴」のどちらの訴求をメインにすると効果が高いか
ABテスト内容
A:「プレゼントキャンペーン」訴求
テキスト内にプレゼントキャンペーンを入れた。B案と比較して、フォントは細字で色も薄くしたため、非言語情報の要素は伝わりにくいデザインとなっている。
検証の条件
└施策:納豆パウダーor野菜パウダー22種、10人
└反映期間:4月1日~4月28日
B:「商品特徴」訴求
商品のブランディングを優先させたテキスト内容やフォントにした。A案と比較して、フォントは印象を残しやすい太字で濃い色を採用。
検証の条件
└施策:納豆パウダーor野菜パウダー22種、10人
└反映期間:5月1日~5月31日
効果測定
CTR(クリック率) / いいね数 / フォロー数
結論
「プレゼントキャンペーン」訴求のほうがいいね数、フォロー数ともに高かった。クリック率には差が出なかった。
まとめ
今回の実験結果から、メラビアンの法則に反して 「プレゼントキャンペーン」という言葉は訴求効果があるという仮説が立てられました。 まだまだ条件面で完全に揃えられていないため検証に不十分な部分もあるかと思いますが、少なくともfacebook広告のような一瞬で読み飛ばすような画像に関しては、ストレートに「プレゼント」「キャンペーン」というメリットに感じるキーワードを入れることは効果的と考えられます。 皆さんもキャンペーンを訴求する制作をする際には、文字数を気にするかもしれませんが、顧客様がメリットに感じるような「プレゼントキャンペーン」の文字を優先させるようにしてみてください。
WEBからお問合せする
コンサルティング、運営代行、広告運用のサービス詳細や事例に関するお問合せはこちら