楽天市場のサムネイル画像はどのような画像がクリックされやすい?検証してみた!

EC運営をする事業者やクリエイティブに興味を持つ方々へ向けて、今回は楽天市場で商品を探すユーザーが最も見る項目である「サムネイル画像」について焦点を当てます。
商品を他社と比較する上で多くの情報が詰まっているサムネイル画像は、どれほどの影響を数値にもたらすのか?
価格での訴求が重要な楽天市場での販売において、セール訴求をサムネイル画像に入れた際と入れなかった際にどのような数値の変動があるのかを検証していきます。
この記事をご覧の事業者の方が、店舗運営においての優先度の参考になれば幸いです。

対象チャネル

楽天市場

商品ジャンル

食品(離乳食)

検証店舗

はぐたす楽天市場店(店舗URLはこちらをクリック

課題

検索からの流入期待値が高い楽天市場で、検索ページからのアクセス人数が少ない。
広告を使った集客施策においてもクリック数が伸びにくい。

目的

検索流入を増加させたい。

手法


クリック率を上げるための訴求を
「セール訴求」or「何もしない」のどちらをサムネイル画像にすると効果が高いか

  A                                                                                                                     B

ABテスト内容

A:通常時のサムネイル画像
価格:1,647円

B:割引後のセール価格と割引率を入れたサムネイル画像
検証の条件
├施策:
├通常価格:1,647円
├セール時の価格:10%OFFのタイムセール
├反映期間:7月4日~7月11日
└広告(すべての広告):利用無し

効果測定

クリック数

結論

短い期間でも、セール用のサムネイル画像にすることで検索流入を高めることができた。
RPP広告も併用することでさらに集客効果を最大化し、広告パフォーマンスも高める効果の期待が高い。

まとめ

モール(楽天市場)は多店舗の商品と比較されやすく、消費者の購入の決め手も”価格”に陥りやすい特徴があります。
今回の検証結果から、「アンカリング効果」が消費者に対して働いて多店舗と「価格」の部分でインパクトを与えることで、消費者が気になってクリックしやすい状況を作れたと想定されます。
ただセールを実施するのではなく、「価格」のインパクトが検索画面でしっかりと分かるようなサムネイル画像を設置すると集客課題を解決するきっかけになると考えられます。
EC運営は作業が多く労力を要しますが、細かい作業で大きく売上に貢献できるため、積極的にサムネイル画像での訴求を入れて集客強化を目指していきましょう。

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