検証しましたシリーズ!
今回はAmazonに出店した際に、お店のブランド登録をするかしないかで、ページに訪れてから購入まで至る率(CVR:コンバージョンレート)に影響するのかを調査しました。
有効な登録商標を持っている出品者が登録できる、ブランド所有者向けのプログラムです。
ブランドストアページの開設や商品紹介コンテンツなど、ブランドの認知を高める様々な機能が存在します。また、自動保護や、違反を検出して報告する効果的な検索ツールなど、ブランドの保護と差別化に役立つ一連のツールを提供します。
予想はいかがでしょうか?予想はいかがでしょうか?ブランド登録は商標登録も必要なため、ブランド登録完了まで半年ほどかかるケースもあります。
ブランド登録が優先すべき作業なのか、今回の実験から解明していきましょう。
課題
検証するお店は、AmazonインテリアのCVRが3~8%と言われる中、1.2~1.5%と平均値を割っている状況。
そこで、CVRに影響があると考えられるブランド登録作業がどれくらいCVRに影響があるのかを調べました。
目的
転換率をAmazonの平均値に引き上げることによる売上の拡大
手法
ブランドページとノーブランドページの転換率のABテスト
ABテスト内容
A:在庫があるノーブランド登録ページ
B:在庫があるブランド登録ページ
共通条件:アクセス人数・イベント施策・平日と休日
※同等のアクセスになるようブランド登録ページの集客は、広告運用注力する。
効果測定
転換率(ページに訪れてから購入まで至る率)
まとめ
結論:ブランド登録商品とノーブランド商品のCVRに差は無かった
今回の検証結果から、ブランド登録をしなくてもCVR購入に至る率に影響がないという仮説が立てられました。このことから、現状のAmazonの設計ですとブランド登録が優先すべき作業ではないことがわかります。
もし、CVRのためにブランド登録作業に工数をかけられている方は、優先度を低くして他の工数に充ててください。我々は引き続きCVRを上げるために必要な要素は何なのか、検証を続けてまいります!
次回の検証記事もお楽しみに。
成果
期間:2023年4月1日~2023年6月11日
対象商品:すのこベッド(商品ページはこちら)
▼ノーブランド品
CVR:1.96%
▼ブランド登録品
CVR:1.91%
・2023年4月1日~2023年6月11日時点でのデータ。
・ノーブランド品については、検索順位向上目的で4月タイムセールを5%程度実施。
※ブランド登録商品については、2~3%程度の値引きで抑えています。
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