楽天ターゲティングディスプレイ広告!実は穴場の楽天運用型広告【前編】

わりと最近になって楽天でリリースされた「ターゲティングディスプレイ広告(TDA)」はご存じでしょうか?
これはいわばRPPのバナー広告版ともいえる、運用型広告です。
セグメントもかなり詳細に設定できるので、コストを最小限に抑えつつ売上を上げていける可能性を秘めた非常に魅力的な広告だと言っても過言ではないでしょう!
今回は、この「ターゲティングディスプレイ広告」について解説していきたいと思います。

ターゲッティングディスプレイ広告(TDA)とはそもそも何なのか?

ターゲティングディスプレイ広告とは、その名の通り「ターゲット」としているユーザーに、商品を「ディスプレイ(掲示)」するための広告です。
そのディスプレイにバナーを使用します。

「通常の楽天市場内の掲載型バナー広告とどう違うの?」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
結論としては全く異なります。
通常の楽天市場内掲載型バナー広告は、掲載位置によってそれぞれ価格が決まっていていくら表示されても、いくらクリックされてもかかるコストは同じです。
これはどういうことかと言うと…

クリックされようがされまいが、かかっているコストは同じ

ということです。
実はこれ、普通に恐ろしいことなんですよ。

例えばですが、広告に費用をかけても集客ができずに費用対効果がもの凄く悪い。
といったことはありませんか?

そういう場合は、こういうところが原因の場合があります。

何せ、クリックされなくても広告コストは同じなのですから…

話がそれました。
では、ターゲティングディスプレイ広告は通常のバナー広告とはどう違うのか?

①広告コストは、表示された回数分だけ!


楽天市場モール内掲載バナー広告は、そのバナーは広告掲載用ページに期間中はず~~~~~と表示されています。

皆さんは、その100%表示(たまに例外はありますが)の枠として固定の広告費を支払って掲載しているわけですね。掲載枠に家賃払ってるみたいなものです。

※ちなみに、楽天市場内で広告効果が高そうな(←ここ重要)枠は大体10万円オーバーです。
今まで、楽天市場で「バナー広告」と呼ばれているものはこの形式でした。
なので、様々な店舗様はいかにクリックされるか?というところに血道を上げてバナーのクオリティを上げていったわけですね。
同じ金額ならクリックされた方が費用対効果は高くなるので。

計算してみましょう。

①120,000円(広告費)÷300(クリック数)=400円(1クリックあたり単価)
②120,000円(広告費)÷100(クリック数)=1,200円(1クリックあたり単価)</strong

クリック単価に3倍の差があります。
どう考えても①の方がいいですね。
これが、通常のバナー広告です。

TDA広告に話を戻しましょう。
TDA広告は、予算下限が5万円~となっています。※2022年3月時点

わりと少ない予算でバナー広告を出稿することが可能です。
これは大きなメリットだと思います。

さらに!
予算が5万円で設定されているからといって、5万円全てが消費されるわけではない。という点が、特筆に値します。

どういうことか?

TDA広告は期間設定が可能で、その設定を行った場合その期間中に「表示された時点」での課金なので表示されなければ費用は発生いたしません。いわゆる「インプレッション課金」というやつです。
これが、RPPと同じ「運用型広告」であるという証です。
まあ、RPPはクリック型課金ですが。
※表示されないということはどういうことなの?という疑問には次で解説いたします。


②広告を見せたい対象を非常に細かくセグメント可能!


通常は、特集ページなどに表示されるのでそこまでセグメントを細かく指定できません。
なので、見せたいわけでもないユーザー(転換しづらいであろう)にも広告を表示する仕様になっています。
逆に言うと、別に見せなくてもよいユーザーには表示されません。

TDA広告は、運営されている店舗様の特性に合わせて、対象を細かくセグメント可能です。
つまり!あなたの店舗で!購入に至りやすい!ユーザー様に向けて!広告を配信可能です!


③効果測定がパフォーマンスレポートで可能!


広告を使用した後は、効果測定は必須で行いましょう。
RPPやクーポンアドバンス広告同様、パフォーマンスレポートで数字の効果測定が可能です。
画像の赤枠の部分をクリックしましょう。

以下の項目が確認できます!

  • ビューアブルインプレッション数
  • 実績額
  • クリック数
  • ビューアブルインプレッションCTR
  • 売上件数
  • 売上金額
  • ROAS
  • 新規顧客売上件数
  • 新規顧客売上金額
  • 既存顧客売上件数
  • 既存顧客売上金額

ターゲティングディスプレイ(TDA)広告は、その結果を見てセグメントの調節を試行錯誤することによって限りなく売上の最大化が可能です。
そもそも自店舗に来たことがないユーザーや、購入に至っていないユーザーにも手軽に訴求可能なので新規顧客の獲得に魅力的な広告であると言えるでしょう。

とはいえ…

世の中そんなに甘いお話ばかりではないわけで。

メリットしかなかったら、全店舗様が使用してますよね。
でも、実はこのターゲティングディスプレイ広告、使用されている店舗様はまだまだ一部と言われています。
※2022年3月時点

もちろんデメリットも、存在します。

次項で、そのデメリットについて解説していきます!

ターゲッティングディスプレイ広告(TDA)「後編」に続く!

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