【検証シリーズ!】コンテナ仕入れと国内仕入れの場合の利益率を比較してみた

原価と売価が直接利益率に関わってくるため、商品を販売するうえで、少しでも原価を抑えて仕入れたいものですよね。
大量に仕入れることで原価を抑えることができるのがコンテナ仕入れです。
通常の仕入れより原価を抑えらえるということで魅力的ですが、大量に仕入れると在庫リスクが伴うだけでなく、デバンニング*などコンテナ特有のコストも発生するため、トータルで見たときに本当にコストが下がるのかとお悩みの企業様も多いのではないでしょうか。
今回コンテナを使うことにより、仕入れと比べどれだけ最終的な利益率に差ができるのか検証!

*デバンニング:輸入貨物をコンテナから取り出す作業

検証店舗

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課題

・利益が出ない
・利益が出る売価設定にできない

目的

利益率を改善したい

手法

コンテナ仕入れと通常仕入れ両方を実施し、最終的な利益率にどれだけ差があるか検証!
※コンテナは40ftコンテナを使用

効果測定

利益率

結論

通常仕入れと比較してコンテナ仕入れの場合は、商品原価だけでなく全てのコストを加味して約5%利益率が良い結果となりました。
※通常仕入れですと1カ月1回転ですが、コンテナの場合全在庫がなくなるまで2カ月かかるため、保管費用は通常仕入れの倍かかります。

まとめ

今回私たちの店舗ではコンテナ仕入れにすることにより約5%利益率が良くなる結果となりました。
しかし2カ月で捌ける想定のものが3カ月や4カ月になると保管費用が変わってきたり、仕入れ商品原価も為替の影響で大きくコストが変わっていきます。
通常仕入れで販売するかコンテナで仕入れるかの判断は、販売するチャネルで競合の価格を見たうえでの売価設定をした際に、「通常仕入れでも利益が残る状態になるか」「コンテナで仕入れないと利益が出ない構造なのか」を見て相対的に判断する必要があります。
さらに、コンテナでの仕入れの場合、大量に仕入れるため会社のキャッシュフローの状況も加味して在庫がどのくらいで捌けるかの販売計画を立てて動くことが重要です。

今回の内容は難しい内容且つ、会社の重要な意思決定にかかわるため、この記事を読んで自社内で意思決定が難しい場合もあるかと思います。
弊社マクロジでは、店舗全体の利益率改善の手段として、今回のような仕入れ方法だけでなく、物流の最適化など様々な方法でコスト削減の提案ができますので、悩まれてている企業様は一度ご相談ください。

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