「商品には自信があるのに売上が上がらない！」「実店舗では人気商品なのに、なぜオンラインショップでは売れないの？」もしかするとそのお悩み、ECサイトのデザインが原因かもしれません。
ECサイトを成功させるために欠かせないサイトデザインは、店舗の「店構え」と同じです。どのような見た目にすれば効果的にターゲット層にアプローチできるかを考え、商品の見せ方や適切なユーザー体験を設計する必要があります。実際に商品を手に取れる実店舗とは異なり、ECでは写真や説明文などの限られた情報でしか商品の魅力を伝えることができません。そのため、デザインが売上を大きく左右します。
今回は「売れるためのサイトデザイン」のポイントを、デザイナー以外の方にも分かりやすく解説します。
成功するECデザイン5つのポイント
Point1.「ユーザーが満足するデザイン」が大前提
売上をUPするために絶対に意識しなくてはいけないポイントがあります。それは「ユーザーが満足する」こと。トレンドを取り入れた最先端のデザインに仕上げたとしても、ユーザーに「かっこいいけど使いにくい…」「おしゃれすぎて何がどこにあるか分からない…」と思われてしまっては、ECサイト本来の役割を果たせません。
実店舗でお買い物をするときも、目当ての商品がすぐに見つからなかったり、お会計の方法が分かりにくかったりすると不安になりますよね。直接顔を合わせて接客ができないECサイトでは「ユーザーが安心してお買い物を楽しめるかどうか」という重要なポイントをデザインが担っているのです。「見た目が整っている＝売れるECサイト」ではなく、まずはユーザーの視点を第一に考え、どこをクリックすればよいのか、次に何をすればよいかが直感的に分かりやすく、お買い物をしやすいサイトを設計することが一番重要です。
Point2.スマートフォンを意識したサイト設計は必須
EC業界において、ユーザーのスマートフォン利用率はPCを大きく上回っています。PCを想定した従来型のページでは文字や画像が小さくて見づらく、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。これは大きな機会損失です。そのため、PC用にデザインしたサイトを単にスマートフォン版にも置き換える、という考え方ではなく「まず、スマートフォンから」という発想が必要になります。PC・タブレットなどさまざまなデバイスからの閲覧に対応して自動的に見やすい表示に切り替える「レスポンシブデザイン」も活用し、ユーザーがどんな環境からアクセスしてもストレスなく操作できるデザインを目指しましょう。
Point3.ファーストビューはECサイトの第一印象
ユーザーはサイトを訪れたその場で、離脱するかそのままお買い物をするかを決めています。見づらい、魅力を感じないと判断されるとほんの数秒でページを閉じられてしまうため、最初に目に入るファーストビューの印象が非常に重要です。「人は第一印象で決まる」と言われますが、それはECサイトも同様です。最初によい印象を持ってもらうことが回遊につながり、後のリピート率にも影響します。
その際に注意しなくてはいけないのは「情報量」。魅力を伝えたい！という気持ちが先行して情報が多くなりすぎると、ユーザーが疲れてしまいます。お店の世界観を表現した写真、最も伝えたいキャッチコピー、看板商品など、優先順位をつけて要素を絞りましょう。
Point4.ペルソナ（ターゲット）設定がサイトの魅力を作る
ECサイトを作る上で見落とされがちなのが「ペルソナ」です。ペルソナとは商品のターゲットとなる典型的なユーザーを具体的に想定し、その人に向けた訴求を考えることで、よりユーザーに寄り添った購入体験を提供するためのマーケティング手法です。ペルソナを考える際は「女性」「30代」などの属性でおおまかに捉えるのではなく、職業や家族構成、休日の過ごし方などライフスタイルまで細かく設定しましょう。あたかも実在する一人のユーザーとして想定することがポイントです。実際のユーザーの声も取り入れながら明確なペルソナを設定することでターゲット層が期待するデザインを提供できるようになり、売上UPにつながります。
Point5.古臭いデザインはユーザーの不信感を招く
昔作ったデザインを、そのままずっと使い続けていませんか？作成時に最先端のデザインであったとしても、時間の経過とともにどうしても「古臭さ」が出てしまいます。日々常に新しい情報に触れているユーザーは「古さ」に非常に敏感です。このサイトはしっかり更新しているのだろうか？信頼してもよいのだろうか？という不信感につながり、それが離脱を招きます。
ECサイトは完成して終わりではありません。常に改善策を検討し、ペルソナの設定やコンセプト・ブランディングが適切になっているかを定期的に見直しましょう。その上で、戦略を練り直し新しいデザインを取り入れていくことが重要です。
デザインを変更する際はアクセス解析を導入し、A/Bテストを行うことでどの改善策の効果が高かったのかを計測することができます。コンバージョン率の変化を見極めながら、継続的にサイトの改善を行なっていく必要があります。
改善と分析に役立つ事例集
サイトの改善を検討する際には、最新技術や流行を取り入れたデザインをまとめた「ギャラリーサイト」が参考になります。さまざまなECサイトのデザインを見て学ぶことで、現状課題の発見がしやすくなります。おしゃれな制作事例を紹介しているギャラリーサイトをピックアップしました。
ギャラリーサイト1：SANKOU!
https://sankoudesign.com/category/ec-onlineshop/
WEBデザインの参考になる国内サイトを集めたギャラリーサイトです。ECサイト以外にもランディングページやコンテンツページも紹介されており、見たい分野に絞ってジャンル別にフィルタをかけられるので事例を探しやすく便利です。
ギャラリーサイト2：I/O 3000 | Webデザインギャラリー
国内だけではなく海外の事例も豊富に紹介されており、登録数が多いのが特徴です。サイトのコンセプトやブランディングを考える際の参考になる旬のデザインを多く揃えているため、トレンドの研究にも役立ちます。
ギャラリーサイト3：81-web.com
WEBデザイン全般について紹介されているためEC以外の事例も多いものの、更新頻度が高いため常に新しい発見があるギャラリーサイトです。カテゴリーや配色で検索ができるため、クオリティの高い参考イメージをすぐに見つけることができます。
「売れるECサイト」を運営するために
マクロジでは上記のポイントを取り入れて常にユーザーの動向を解析し、最新の手法を使ったデザイン戦略をご提案しています。
・今のECサイトでは売上が上がっていない
・どこを改善すればよいのか分からない
・サイトを刷新したいが社内にデザイナーがいない
上記のようなお悩みをお持ちの店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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