徹底解剖!! Instagramを活用したブランディング強化と売上拡大戦略

インスタグラムは、ビジネスや個人ブランドのプロモーションにおいて不可欠なツールで、その中でも特に20代から30代の世代にとって、インスタグラムは重要なプラットフォームなのです。
そしてECサイト運営においてもInstagramは事業の売上拡大において重要な役割を果たします。
巷では、instagramを使ったブランド強化、誰もが店舗のことを認知している状態を生み出すことを”ブランディング”と呼ばれています。
今回は、そのInstagramを使った”ブランディング”戦略についてまとめます。

ECサイトにおけるブランディング戦略と事例紹介

  • 戦略の全体像

ブランディングに重要なことは、「指名検索を増やすこと」です。
つまり、広告費をかけずに、自然と商品が検索され、購入まで至る状態を作りだすことが重要になってきます。

そのための戦略として、instagramを活用しファンを増やしていくこと、さらに店舗のInstagramを多くの人に知ってもらうことが重要です。そのためには、インフルエンサーの配信が最も効果的な手段となっています。
最終的には、ブランド価値を高めることによるアクセス数の増加、比較検討なしでの購入へと至り売上拡大につながっていきます。

※ブランディングとは、ブランドの価値を高め、商品やサービスを「独自のもの」として認識してもらい、他社と差別化を図る取組とされています。
ECにおいて、もっとかみ砕いた言い方でどのような状態を指すかというと、「広告費をかけずに定量的な売上が立つ状態」を指します。

  • ブランディング戦略の事例紹介

今回は戦略例として、腰痛ベルトの事例を紹介します。
こちらの腰痛ベルトは単価が高く、また他商品との差別化が難しく、モール内や自社サイトでなかなか購入されない背景がありました。
その中で他社と差別化のされないブランド力強化のために、instagram強化とインフルエンサー配信強化を実施しました。
instagramでは、腰痛などに関するコンテンツを発信し、インフルエンサーではフォロワーの少ない一般人に近いインフルエンサーを中心としながら、芸能人クラスのインフルエンサーまで幅広く配信を行ってもらいました。
その結果、フォロワーは半年で0から1万人になり、指名検索数は約3倍のに成長しました。
売上に関しても月商約1,000万円から半年で月商約9000万円と約9倍の成長となりました。
このように、instagram・インフルエンサーを活用しブランド価値を高めることで、指名検索数の向上から売上拡大につなげることができます。

Instagramアカウント運用におけるECサイト売上拡大のメリット

ブランディングのためにはSNSの強化が重要な役割を果たします。
instagramは幅広い年代に利用され、今では情報収集はGoogleよりもInstagramが優れているといわれています。
そのため、商品を認知してもらうためには、instagramで商品・店舗の露出を増やしていくことが必要となります。
上記のための主要な施策は下記になります。

  • フォロワーの増加

効果的にフォロワーを獲得するために、フォローキャンペーンなどでアカウントがいから流入を図ります。
そのことにより、まずは店舗アカウントを知ってもらうことを目標にしましょう

▼フォロワーの増加施策に関しては下記を参考
Instagramの伸ばし方!フォロワーを増やすために重要なこと

  • 店舗コンセプトの設計

今、勢いのあるアカウントにすべて共通していることは、ペルソナがはっきりしていることです。
自社商品がどのような人によく購入されているのかと今instagramで勢いのあるコンテンツをかけ合わせることで独自のブランドとして確立します。
また、オリジナルのハッシュタグを考案するなどもUGC(ユーザーの自発的な投稿数)を増やすために重要なことです。

また、ブランドを連想してもらうために、トンマナやロゴ、最近だとブランドのイメージキャラクターなども手段として用いている店舗は多くあります。

そもそも何を売っている店舗なのか、店舗の売りは何かを訪れたユーザーに伝えるために「3秒でフォローされるプロフィールづくり」が重要となってきます。

  • 上記に準じた定期的な投稿

ただ、コンセプトの設計をしただけでは無論フォロワーは増えません。
重要なのは、興味・関心を抱いたユーザーがアカウントに訪れたときに有益な情報発信ができているかどうかです。
そのために、コンテンツとしてフィード・リール投稿、ストーリーズ投稿は定期的に発信し続ける必要があります。
最低限の取り組みとして、上記は必須になってきます。

インフルエンサー配信とインスタグラムとの連携

商品や店舗を認知してもらうために効果的な施策はインフルエンサーに商品のPRしてもらうことです。
特に、フォロワーのなかなかついていないアカウントであればまずは商品を知ってもらうことを目的として、インフルエンサーに紹介してもらうことが最も商品認知拡大への近道になります。

つまり、指名検索数を増やすことができ、Instagram上に資産として投稿が残っていくことが最大のメリットです。
また、それ以外にもインフルエンサー施策のメリットは下記になります。

※指名検索数とは
…Google、Yahoo!、Amazon・楽天内で「店舗名」「ブランド名」「店舗名 商品名」などで検索された数のこと

  • 転換率の向上

インフルエンサーの投稿は商品レビューのように、ユーザー目線でのレビューの役割を果たします。

また、インフルエンサーとフォロワーとの距離は店舗アカウントよりも近いことがほとんどのため、好きなインフルエンサーが愛用しているという説得力も購入への判断材料としての役割を果たします。
したがって、そのことにより、アクセスしたユーザーの転換率も向上する傾向がみられてます。

  • アカウントへの流入の増加

インフルエンサーの投稿に興味・関心を抱いたユーザーが店舗に興味を持ってくれる場合が多くございます。
それも、投稿には必ず「タグ付け」により店舗のアカウントへの導線をほとんどの場合が引くことができるからです。
そのことにより、フォロワーの増加や店舗アクセスの増加にもつながるので、直接的な売上にもつながってきます。

KPI設計

どの施策を行うにしても必要なのがKPI(目標達成に対する中間指標)です。
インフルエンサー施策の場合でいうと、広告費がかかる場合があるため、「いつに、どの状態になるまで、いくらをかけるのか」をはっきりさせる必要がございます。
上記がない場合、永遠に広告費をかけることにもなりますし、また施策がうまくいっているかの指標として機能するためブランディングの進捗としても機能します
例としては下記になります。

  • アカウント運用

・フォロワー数
・ホーム率(アカウントを訪れたフォロワー数÷合計フォロワー数)
・アカウントの平均エンゲージメント率(投稿のいいね・コメント÷フォロワー数)
・リンクのクリック数
・保存率(投稿の保存数÷フォロワー数)
・リールの平均視聴率(リールの再生数÷フォロワー数)

  • インフルエンサー施策

・指名検索数
・投稿エンゲージメント率
・投稿リーチ数・リーチ率
・投稿保存率
・ストーリーズのリンククリック数

あくまで例にはなりますが、もっと細かくKPIを設計することもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか!
今日では、instagramを活用して売上拡大している企業はかなり多くなっており、購入への経緯としてユーザーがSNSを活用することはかなり多くなっています。
すぐにでもできることはかなり多いと思うので、ぜひ実践してみてください!

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