【初級編】楽天市場ってどんなモール?出店のメリット・デメリット

こちらの記事は楽天市場出店を検討している事業者様向けのものとなります。
楽天市場をお客様として使ったことがある方は多いと思いますが、実際出店してみる!となると、ご不明な点も多いと思います。
そこで、楽天市場のモールの特徴、出店のメリット・デメリットについて解説していきます。

楽天市場の特徴!楽天スーパーSALEなどのイベントや楽天ポイントがたまる!使える!

楽天市場とは、楽天が運営しているオンラインモールで、40以上のジャンルで構成されており、約5万店舗が出店しています。
楽天カード、楽天トラベル、楽天ビューティーなど、楽天が保有する経済圏にアプローチする事ができる事が強みであり、お買い物マラソンや楽天スーパーSALEが主なイベントとなります。

また楽天市場でのお買い物は、お客様満足度NO.1の楽天スーパーポイントが貯まるというメリットがあり、SPUポイントプログラムや、スーパーSALE・お買い物マラソンのイベントでもポイントUPキャンペーンがあるなど、ポイントがたくさんたまるキャンペーンがたくさんあるのが特徴です。
貯まったポイントは9割以上が使われているということなので、ポイントを使ってお得にお買い物されているお客様が多いのがわかります。
楽天市場がこういったキャンペーンやイベントで、ポイント付与してますので、出店店舗様側は特にポイントUPしなくてもお客様がお得にお買い物をしていただけるというメリットがあります。

楽天市場出店のメリット

インターネット通販のシェアが高く、市場規模が大きい

出典:楽天市場出店サイト(https://www.rakuten.co.jp/ec/detail/

国内のメインのECモールは大きく3つで、楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンがシェア上位となります。
中でも、楽天市場が国内のインターネット通販の流通額シェアにおいて25.2%、アマゾンの流通規模が公開されていないため不明な点はありますが、楽天市場同等の売上規模を持つと言われています。
アマゾンの場合、アマゾン自身で販売している商品が流通額の中の半分ほどあると言われており、出店者側での市場規模では楽天が1番大きいと予測されています。

2020年のデータでジャンル別でのシェアをみると、ジャンルによって変動があり、食品・コスメ・日用品/雑貨においては楽天市場が強く、家電製品においてはアマゾンが大きくシェアを獲得しています。
またアマゾンは型番商品(JANコードが発行されている商品やナショナルブランド商品)が強く、楽天市場は型番商品以外にもオリジナル商品が売れやすい傾向にあります。

楽天市場の2020年の年間国内EC流通総額は、4兆5,000億円となっており、その市場の大きさが魅力のひとつです。
さらに、コロナ禍でネット通販は更に伸びており、楽天株式会社2020年度第2四半期決算説明会では前年同期比で+48.1%と流通総額を伸ばしており、直近2022年第三四半期決算ではショッピングECの前年同期比は+8.7%と発表されています。
月に数億売る店舗様もいて、2017年EXPOで発表された売上構成は、
月1億円以上:159店舗
月3,000万以上:735店舗
となっているため、店舗数は多くはありませんが、大きな売上も狙っていける市場となっています。

会員数の多さ:楽天会員ID数 1億2,380万

※出典:楽天グループ株式会社「2021年度第2四半期決算説明会資料」

そのうちの多くが楽天市場でお買い物をされています。
前述のとおり、2020年の年間国内EC流通総額は、4兆5,000億円もあり、多くのお客様に商品を見ていただくことが可能となっています。

楽天市場のキャンペーンやイベントに参加する事で売上が作りやすい

楽天のイベントには主にお買い物マラソンや楽天スーパーSALEがあります。
楽天負担のポイントをユーザーが獲得できるため、店舗様側がセールなどしなくてもイベントに参加する事ができます。
イベントの際に、「自社負担ポイント●倍!」などと販管費をかけてイベントを打ち出すことによって更に売上を伸ばしやすくなるため、楽天のキャンペーンに合わせたイベントを開催する店舗様が多くいらっしゃいます。
楽天負担のポイントと店舗様での独自施策が組み合わさることにより、お得にお買い物をしていたけるので売上が上がりやすくなります。

楽天出店のデメリット

固定費がかかる

楽天市場の出店には固定費がかかりスタンダードプランだと半年で30万ほどかかります。
固定費がかかる分、売上を作れないと赤字になるリスクがあります。

システム利用料など売り上げに対してのマージンが発生する

システム利用料・ポイントコスト・カード決済手数料・アフィリエイトフィーなど売上に対して発生するコストがあります。
大体、トータルで8%~10%ほどになります。

競合が多い

前述のとおり楽天市場には約5万店舗が出店しており、競合が多い市場となります。
2017年楽天EXPOで発表された情報では、約9割の店舗様が月商1,000万以下ということでした。
上位1割に入るには、競合に勝つための戦略が必要です。

まとめ

楽天市場の出店メリット・デメリットについてお話ししました。
その顧客基盤や楽天ポイント経済圏、大きな市場が魅力の楽天市場ですが、たくさんの競合の中で売上を上げていくためには、モールの特性に沿った販売戦略や、ECで売れやすい商品開発等、独自の分析と対策が必要です。

マクロジでは、初期分析という形で、店舗様が掲げる売上目標に対して
・今の市場や商品で売上目標まで狙えるのか
・月商1,000万売るためにはどういうアクションが必要なのか
・競合に勝つためにやるべきこと
等を分析してご提案しています!
まずばお気軽にご相談ください。

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