「母の日」「父の日」が近くなるとギフト需要が高まるため、それに合わせた特集イベントを企画する企業が多いかと思います。自社の特集に興味を持ってもらえるようにあらゆる手段で告知をすることかと思いますが、Instagramのストーリーズではどういったクリエイティブを使って告知をするとより効果的なのでしょうか?今回はインテリアジャンルで検証を行いました!
対象チャネル
対象店舗概要
店舗名:NEO CRASY HOME(店舗を見る)
Instagram:neocrasy.home(アカウントを見る)
課題
転換率(商品購入率)を高めるためには そもそものアクセス母数を増やす必要がある。
目的
Instagram経由のアクセスを獲得できるように、Instagramで「母の日」や「父の日」を告知するときの効果的なクリエイティブを調査する。
手法
「母の日」「父の日」のタイミングでInstagramのストーリーズにて下記ABのクリエイティブの告知画像を投稿して、リンククリック率を比較する。
①「母の日」の場合
ABテスト内容
A:商品写真無しのイベントイメージ中心
・一目で「母の日」が伝わるカーネーションや、特別感を感じられるリボンなどで構成。
・投稿日時:2023年5月2日 AM10:00
B:商品写真中心
・商品写真を目立たせるために、Aと比較して装飾を少し控えめにしながら構成。
・投稿日時:2023年5月12日 AM10:00
②「父の日」の場合
ABテスト内容
A:商品写真無しのイベントイメージ中心
・一目で「父の日」が伝わるモチーフと、イベントっぽさが伝わるトーンで構成。
・投稿日時:2023年6月15日 AM10:00
B:商品写真中心
・商品写真をメインにしつつ、写真の雰囲気に合わせたデザインで構成。
・投稿日時:2023年6月13日 AM10:00
効果測定
リンククリック率
結論
「母の日」「父の日」ともに、イベントイメージ中心のほうがリンククリック率が高い結果になりました。特に「母の日」の場合、2.7倍ほどの差が出ています。
①「母の日」の場合
A:商品写真無しのイベントイメージ中心
・2023年5月2日 AM10:00
・リーチしたアカウント:224
・リンククリック数:9
・リンククリック率:4.00%
B:商品写真中心
・2023年5月12日 AM10:00
・リーチしたアカウント:264
・リンククリック数:4
・リンククリック率:1.50%
②「父の日」の場合
A:商品写真無しのイベントイメージ中心
・2023年6月15日 AM10:00
・リーチしたアカウント:217
・リンククリック数:1
・リンククリック率:0.46%
B:商品写真中心
・2023年6月13日 AM10:00
・リーチしたアカウント:209
・リンククリック数:0
・リンククリック率:0%
まとめ
イベントイメージを中心に構成するほうが、普段とは違う雰囲気を演出できることから目を留めやすいことが考えられます。特にInstagramのストーリーズの場合、商品自体には興味を持っているフォロワーが中心で閲覧するため「イベント感がある=お得かも」と連想しクリックしたのではないでしょうか。※母の日の場合、「写真中心」で入れた商品がロッキングチェアで、母の日ギフトとしてはニッチな商品だったことの影響は懸念があるため引き続き検証を行います。
ブランドのファンに対してイベントの告知を行う際は特に、「イベント感」を大事にしたクリエイティブを意識してみてはいかがでしょうか。
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