今やビジネスにも欠かせない存在となったSNS。
多くの企業がTwitter・インスタグラムを中心としたソーシャルメディアを活用しており、
それが消費者の行動にも大きな影響を与えるようになりました。
企業のマーケティング施策においても、
SNSアカウントの運用を通して消費者へアプローチすることがとても重要となっています。
またECサイトや実店舗を運営している企業の場合、SNS、特にインスタグラムの活用は非常に効果が高いです。
うまく運用すればより多くの消費者の目に自社商品を届けることができるでしょう。
重要な施策としてインスタグラム広告が注目されており、Google広告を出すより効果が高いこともあります。
しかしSNSアカウントの運用は難しく、使うSNSの選定や投稿するコンテンツ、
広告の出し方などに頭を悩ませているSNS担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SNSアカウントの運用とインスタグラム広告のポイントについてご説明します。
SNSアカウント運用の4つのポイント
1.KPIを設定する
KPI とは「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」を略したもので、
ゴールを達成するための戦略・細かい目標のことです。
KPI を設定しないままSNSアカウントを運用すると、『人気のない企業』や『何を伝えたいかわからない』など
ネガティブな印象を与えてしまいます。
2.ターゲット層を決める
ただ日常的な投稿をしても、ビジネス運用としては意味がありません。
投稿を「どんな人に」見てもらいたいのか。これを考える必要があります。
狙ったユーザーに投稿を届けるため、SNSにおいてもターゲットの選定はしっかりと行いましょう。
ターゲット層は必ず「自社(自社商品)のターゲット」と同じにすること。
SNSと自社のターゲットを分けてしまうと、いざ商品・サービスを購入してもらう際に齟齬が生じてしまいます。
まず自社のターゲットを洗い出し、それをもとにSNSのターゲット層を設定していきましょう。
ターゲットを決めた後はそのターゲットが興味を持つのはどんな投稿かを分析し、投稿に反映していきます。
新商品の情報だけではなく、その商品やサービスに絡めたお役立ち内容などを投稿しても良いですね。
3.更新や投稿は頻繁に
SNSはとても流れが早いため、投稿は頻繁に行いましょう。
最新の投稿が一週間以上前になってしまうと、動いていないアカウントとユーザーに判断され、
フォロー率が下がってしまいます。
毎日投稿がベストですが、最低でも2、3日に一度は投稿したいですね。
各SNSの予約投稿などを使い、更新を継続することが大切です。
ターゲットに合わせた投稿時間にも工夫すると良いでしょう。
4.自社の特性にあったSNSを使う
代表的なSNSに「Twitter」「Instagram」「Facebook」があります。
これらを全て運用するのが理想ですが、社内リソースを割くのは大変です。
どれか一つのSNSに特化して運用するのも効果的。
その場合は、自社・自社商品にあったSNSを選びましょう。
Twitterは情報の拡散力が絶大。一つの投稿が注目を浴びれば瞬く間に企業や製品は有名になるでしょう。
流れが早いため、常にトレンドを追い、頻繁に発信していくことが必要です。
Facebookは30~50代のビジネスマンに利用者が多く、BtoB企業へのアプローチとしては非常に効果的。
拡散性が低いのが難点ですが、その分炎上しにくいので企業アカウントとしては運用しやすいでしょう。
そしてインスタグラムはビジュアルに特化したSNSで、より視覚に訴えたアピールが可能です。
24時間で消えてしまうストーリーズもあり、アクティブユーザーが多いです。
Facebookと組み合わせてインスタグラムショッピングを利用することで、インスタグラムの投稿から
商品の購入ができることもあり、ECサイトを運営している企業はインスタグラムを積極的に利用することをおすすめします。
そんなインスタグラムには独自の「インスタグラム広告」があり、
気軽に投稿や商品・キャンペーンなどの広告を出すことができます。
企業アカウントを運営するならインスタグラム広告の利用は必ず視野に入れておきましょう。
インスタグラム広告とは
インスタグラム広告とは、Facebookの広告作成ツールを使用してキャンペーンの設定、実施、追跡ができるというものです。
通常は自分がフォローしているアカウントの投稿しかタイムラインに表示されませんが
インスタグラム広告を使用することで、フォロワーでないユーザーに対し投稿を表示することができます。
地域や興味関心、利用者の年齢など、Google広告と同じようなターゲティングをすることが可能です。
「ストーリーズ広告」、「インスタグラムショッピング広告」など、インスタグラムならではの広告が
続々とリリースされており、より具体的なアプローチが可能となっています。
ターゲットによってはGoogle広告より効果が見込めることもあります。
インスタグラム広告のポイント4つ
それではインスタグラム広告を運用する際のポイントを4つご紹介します。
1.ターゲットを広げすぎない
インスタグラム広告を作成する際は、その広告を「誰に」届けたいのかを明確に定める必要があります。
そうすることで狙った層に対して広告を届けることができます。
インスタグラム広告はFacebookのユーザーデータを活用できるため、ターゲティング精度が高いです。
だからといってターゲットを絞り込みすぎてしまうのも逆効果。
広告を配信できるユーザーが少なくなると、ターゲットの競合性が高まり、
クリック単価(CPC)やインプレッション単価(CPM)が高くなり、
結果として広告をクリックされた際の獲得単価(CPA)が上がってしまう恐れがあります。
ターゲット選定を行う際は、広告施策の全体を広い視点で見ながら、
想定するターゲット像を正しく決めていくことが大切です。
2.ビジュアルに訴えるクリエイティブを制作する
インスタグラム投稿で何よりも大切なのは投稿画像や動画の質です。
広告は一般投稿に紛れて表示されるため、魅力的でない投稿は一瞬で流されてしまいます。
ユーザーに広告を見てもらうには、トレンドを抑えた投稿をしたり、
画像加工、文字入れをするなどの工夫をし、
インパクトのある投稿を作成する必要があります。
投稿が魅力的であるかどうかはインスタグラム広告において最も重要です。
最新のトレンドや色使いをリサーチして作り込んでいきましょう。
3.投稿の分析や改善を怠らない
インスタグラム広告は一度配信したら終わりという方も多いですが、
せっかくお金をかけて出した広告ですので、ユーザーの反応を分析して積極的に改善しましょう。
分析と改善を繰り返すことで、費用対効果の高い広告運用をすることができます。
4.CTA(Call To Action)を設置する
インスタグラム広告では、CTA(Call To Action)という
「詳しくはこちら」などのユーザーの行動を促すボタンを設置することができます。
どんなにお洒落な広告を作成しても、CTAを設置しないとユーザーは次の行動ができません。
特集サイト見て欲しいなら「詳しくはこちら」
商品ページに飛んで欲しいなら「購入はこちら」
アプリの宣伝なら「ダウンロードはこちら」
など、広告を見たユーザーにどうして欲しいかを明確にし、CTAを設置しましょう。
企業の特性によってSNSを使い分け適切な広告運用を行うのがカギ
ビジネスアカウントでSNS運用を行う場合はただの呟きでは意味がありません。
目標設定、ターゲットの選定、ビジュアルの工夫など、SNSを使っているユーザーに刺さる投稿を意識し、
運用していくことが大切です。
例えば、インスタグラムはユーザーの感情に訴えるSNSです。
その商品がユーザーの生活にあることで、どのような利益があるかを直感的に分からせ、
感情を揺さぶるような投稿を目指していきましょう。
今回ご紹介したインスタグラム広告は、予算や広告内容によって様々な課金方式で運用が可能です。
また低予算から運用できるので、中小企業や個人でも気軽に始めることができます。
ぜひ利用を検討してみてください。
実際にどう改善したらよいのか相談したいという方はお気軽にお問い合わせください。
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