商品ページ画像にはシズル感のある写真を多く使用するほうが売れる?(楽天市場・肉ジャンル)

商品ページの画像を作成する際、こだわりのポイントが多かったり思い入れの強い商品だったりする場合は、色々とそういった説明内容を中心に構成して魅力を伝えたいと考えることはないでしょうか?
しかし、食品はシズル感が大事と聞くことも多いかと思います。そこで今回は、売れる商品ページとはどういった構成のクリエイティブなのかを検証してみました。

【「シズル感」とは】
「シズル感」の語源は、英語の「sizzle」(シズル)にあります。”Sizzle”は、主に加熱された物がジュージューといった音を発する様子を表現する言葉です。
これが転じて、主に食品の写真や広告において、みずみずしさや活きのよさなどを伝えて食欲や購買意欲を促す表現として使用されるようになりました。

対象チャネル

楽天市場

商材ジャンル

食品(肉)

対象店舗概要

店舗名:COWSI CAMP店舗を見る

課題

転換率(商品購入率)を高めるためにはどのような商品ページを作成すれば良いか分からない。

目的

商品ページで離脱させずに転換(商品購入)させる。

手法

楽天市場における熟成肉ジャンルの商品ページクリエイティブを比較。

ABテスト内容
文字中心で構成されたクリエイティブと、シズル感のある商品写真を多く使用したクリエイティブを比較する。
今回は焼き立ての湯気や肉汁のツヤ感、厚みや色味で肉感を感じられる写真でシズル感を表現。
該当商品:熟成Tボーンステーキ750g商品詳細を見る

A:文字中心で構成されたクリエイティブ /画像(上)
・実施日時:2023年6月4日(日)~6月11日(日)
※2023年6月楽天スーパーセール期間。

B:シズル感のある商品写真を多く使用したクリエイティブ/画像(下)
・実施日時:2023年9月4日(月)~9月11日(月)
※2023年9月楽天スーパーセール期間。
※販売条件は同じ

効果測定

転換率(商品購入率)

結論

シズル感のある商品写真を多く使用したクリエイティブのほうが、転換率が約1.3%高くなった。ページ平均滞在時間も10秒ほど長くなっている。

A:文字中心で構成されたクリエイティブ
・実施日時:2023年6月4日(日)~6月11日(日)
※2023年6月楽天スーパーセール期間。
・アクセス人数:119
・滞在時間平均:42秒
・売上件数:5件
・転換率:3.65%

B:シズル感のある商品写真を多く使用したクリエイティブ
・実施日時:2023年9月4日(月)~9月11日(月)
※2023年9月楽天スーパーセール期間。
・アクセス人数:285
・滞在時間平均:52秒
・売上件数:15件
・転換率:4.93%

まとめ

ページ全体にシズル感のある写真や肉感の強い写真を取り入れることで、商品ページを最後まで閲覧していただきやすくなったのではないでしょうか。
また写真を中心に構成すると同時に文字要素も端的に整理し、熟成肉の写真のインパクトに合わせてメリハリをつけたことも、流し見であっても魅力が伝わりやすいクリエイティブになったことが考えられます。
食品の場合、説明要素だけではなく直感的に「美味しそう」と感じてもらうことが大事なのかもしれません。他のジャンルの食品でも引き続き検証を進めます。

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