楽天市場の店舗内特集ページにシークレットクーポンを付けたら利用される?(低価格商品編)

楽天市場で売り上げをアップさせたいと考えた時、どのような方法が有効だと思いますか?
商品の購入を後押しして、転換率(商品購入率)を高めるためにもクーポンを使った施策を行うことも多いかと思います。
しかし、クーポンを配布してもなかなか利用されなかったり転換につながらなかったりすることでお悩みではありませんか?
どんなクーポンが有効なのか分からず、イベントのタイミングで何となく同じクーポンを配布しているということもあるかもしれません。
今回はそういったお悩みを解決するために、「特集ページ内だけに設置したクーポン」として限定感を持たせたシークレットクーポンの効果を検証いたしましたのでその結果についてご紹介いたします。

【豆知識:楽天市場のクーポンの種類】
・配布型クーポン:クーポン有効期限や対象商品、対象購入金額など、実施したい企画に合わせて自由に設定できます。
・サンキュークーポン:購入した方に対して配布されるクーポンです。「初回購入者のみor全員対象」「00円割引or00%割引」の選択が可能です。
・クーポンアドバンス広告:過去に購入した商品の履歴や検索キーワードをもとに、購入意欲が高いユーザーにクーポンを配布する広告です。

今回の検証は、配布型クーポンを使用しております。

対象チャネル

楽天市場

商材ジャンル

食品(離乳食)

対象店舗概要

店舗名:NEOCRASY店舗を見る

課題

クーポンを配布しても利用されず、転換率(商品購入率)アップに繋げられない。

目的

転換率を向上する。

手法

特集ページ限定のシークレットクーポンを作成し、「秋まつり」「冬まつり」の特集ページに設置。
店舗のヘッダーや商品ページなど、ひと月通して店舗内の目立つ場所に設置したクーポンと比較してクーポン利用率や店舗の転換率に違いが出るかを検証する。

ABテスト内容

A:特集ページ内だけに設置したシークレットクーポン(画像参照)

①秋まつり

②冬まつり

B:目立つところに設置したひと月通しのクーポン

効果測定

クーポン取得数
クーポン利用率
転換率

結論

店舗内のヘッダーや商品ページ上など目立つところに設置したクーポンと比較して、特集ページ限定のシークレットクーポンを作成して特集ページ内に設置した①「秋まつり」のクーポンのほうが利用率が約5%程高くなった。クーポン配布期間中の全商品合計の転換率についてもやや高くなっている。しかし②の「冬まつり」については利用率・クーポン配布期間中の転換率ともに低い結果となっている。
「秋まつり」の結果については、クーポン配布期間に大幅割引の施策を行っており、価格要因で通常時と比較してアクセス人数やクーポン利用条件を満たす人数が増えたことが考えられる。

A:特集ページ内だけに設置したシークレットクーポン

B:目立つところに設置したひと月通しのクーポン

まとめ

「秋まつり」の結果から、大型セール等を実施する際などにクーポン付きの特集ページを作って誘導することで特別なイベント感を演出でき、クーポン取得を促すことが出来ると考えます。
また、特集ページとしてイチオシ商品を一覧で見せて回遊効果も持たせることが出来ることも有効です。特集ページを作ることで、単純な転換だけではなく商品を認知してもらうきっかけにもつながります。反対に、通常時であればあえてシークレットクーポンにする重要性は高くないとも言えます。
特に売り出したいタイミングでは特集ページを作成したうえでシークレットクーポンを設置してみてはいかがでしょうか。
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