楽天市場において、売上を促進するための施策として一般的なのが「タイムセール」と「ポイント」と「クーポン」の施策です。
売上促進を行い検索ページでの上位表示をしたいと思う方も多いのではないでしょうか?
しかし、どちらの施策が「検索順位に優位な影響を与えるか?」そんな疑問を抱える方に、本記事ではポイント施策とクーポン施策を実施した際のSEOパフォーマンスを徹底的に検証し、どちらが検索順位向上に有益なのかを探ります。
SEO戦略の観点から、売上アップに繋がる最適なアクションを明らかにします。
対象チャネル
楽天市場
課題
楽天市場の検索ページからのアクセス人数が少ない
→検索流入を増加させるために検索ページ上部に商品掲載をしたい
目的
販売実績を付ける際に効率的に実績を付けて、検索上位に表示させる
→結果検索流入の増加を目的とする
手法
楽天市場で「ポイント」と「クーポン」の施策を実施。
実施した期間の後にどちらの方が検索順位が高かったのかを検証。
ABテスト内容
対象商品:オートミール 800g
»商品ページはこちらをクリック
①ポイント施策実施期間(条件なしでポイント20倍施策を実施)
├検証項目:検索順位、販売個数
└検証期間:2023年11月4日~11日
①クーポン施策実施期間(3つ購入で999円OFFクーポン施策を実施)
├検証項目:検索順位、販売個数
└検証期間:2023年11月20日~12月11日
※¹ 割引料率は①が20%で②が33%と同条件ではない
※² 両期間ともにRPP広告を掲載しており、運用金額差は大きく変わらない
結論
クーポンで販売個数を増加させる施策を行ったことで検索順位が急上昇し、検索からの流入を増加させることができました。
まとめ
本記事での検証結果として、楽天市場の検索順位付けのロジックである「販売個数×売上」の販売個数と売上の両方を上げるためには、クーポン施策での売上促進が有効である結果となりました。
もちろんタイムセールで値引き後の価格で掲載した方が効果が高い商材や単価が高くポイントの方が効果的な商材もありますが、複数購入されやすい日用品や食品などに関しては、クーポンで複数購入を促進することで、検索順位向上の期待値が高いと考えられます。
今後楽天市場では、クーポン利用が有料となる為、費用対効果が気になる方も多いと思いますが、楽天市場の約7割は検索からの流入です。
検索上位に商品掲載できるよう、対策を取ることが重要と言えるでしょう。
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