思わずクリックしてしまう楽天市場のサムネイルとは!3STEPで簡単な商品画像の作り方(ECデザイン)

もうすぐ母の日。お母さんへのギフトを探している方も多いのではないでしょうか。
遠方に住む家族へ贈り物をするときには、受け取り先の住所に直接配送してもらえるオンラインショップが便利です。楽天市場などのECモールで「母の日 プレゼント」「母の日 スイーツ」といったキーワードで検索をすると、魅力的な商品がたくさん紹介されています。しかし、あまりにも検索結果が多いので、どれにするか迷ってしまうというのも正直なところ…。
そんなときに「これがよさそう!」という購入の決め手となるのが、サムネイルなのです。

楽天市場のサムネイルって難しい!

ご存知の方も多いと思いますが、楽天市場のサムネイルには「商品画像登録ガイドライン」という画像作成のルールがあります。このルールは、画像の視認性を向上することで商品を探しやすくし、ユーザーがストレスなくお買い物を楽しめるようにするためのものです。ガイドラインがあることにより楽天市場という巨大なモールそのもののユーザビリティが保たれているのです。しかし出品者・店舗運営担当のデザイナーにとってはこのガイドラインが悩みの種になります。

■商品画像内に配置するテキスト要素の占有率は20%以下としてください。
■枠線なしの商品画像を登録してください。
■商品画像の背景は、写真背景か単色白背景のみを使用してください。

出典:楽天市場 店舗運営Navi

…このように画像作成の際に注意すべきルールが多く、普段の広告バナーと同じ感覚で作成すると画像判定で「×」になることもしばしば。特に「テキスト占有率20%以下」はさじ加減が難しく、商品特徴や訴求内容を目立たせようとするとガイドライン違反になり、反対に違反を恐れるあまり文字を小さくしすぎると、全く商品の魅力が伝わらない…ということも起こります。

違反した場合の措置

本ガイドラインの遵守事項に違反した場合、取扱禁止商材・禁止行為ガイドラインの「Ⅱ-(9)-35 商品画像登録ガイドラインに反する行為」(違反点数5点)にあたる場合があります。 なお、違反の内容・程度等、特段の事情がある場合には、上記違反点数にかかわらず、当社の判断により、楽天市場出店規約・違反点数制度に関するガイドライン等に基づき個別の措置を講じる場合もありますので、ご了承ください。

出典:楽天市場 店舗運営Navi

ガイドラインに違反すると違反点数が付き店舗の評価が下がります。そのため、ルールを守りつつしっかりと商品の魅力を伝えられるサムネイル作りが必須となるのです。今回は3つのステップに沿って「思わずクリックしてしまう」サムネイルを作成していきましょう。

STEP1.「1番伝えたいこと」を見極める

商品の1番の魅力はどこでしょうか?1番ユーザーに届けたいメッセージは何でしょうか?サムネイルに入れられる文字要素はたったの20%です。まずは「1番」について徹底的に考えましょう。楽天市場の場合、サムネイル画像のすぐ下に商品名が表示されます。そのため、画像内に商品名が記載されていなくても、どんな商品なのかという最低限の情報は伝わります。場合によっては商品名の優先度を下げ、割引率やランキング情報などを掲載してユーザーの心を掴みましょう。1番伝えたいことを1番目立つようにし、そのあとは2番、3番と優先度を下げてスペースの許す限り情報を入れていきます。これだけでもかなりサムネイルの魅力度が上がったはずです。

STEP2.商品の写真に「一工夫」を入れる

STEP1ではテキスト要素について解説しましたが、次は写真です。実はサムネイル作成においては、ここが1番のポイントとなる部分です。どんなに言葉を尽くして魅力を伝えても、ぱっと見て目に飛び込んでくる「おいしそう」「かわいい」「おしゃれ」「かっこいい」という写真のイメージには勝てません。「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、サムネイルを作成する際にはまさにこの言葉を痛感することになります。そのため、サムネイルに使用する写真は「一工夫」を忘れないようにしましょう。具体的には、

■食品:カトラリーや小物を入れて食卓の風景としずる感を演出する
■家電・家具:部屋や人物との対比でサイズ感や設置イメージを伝える
■化粧品:滴、泡など使用感が伝わるようなテクスチャを入れる

など、商品を買ったあとの「生活の向上」を想起させるのがポイントです。ただし1つ注意点があります。ガイドラインには【商品画像の背景は、写真背景か単色白背景のみを使用してください】という項目があり、商品の切り抜き画像に合成で背景を足すと判定で「×」になることがあります。できれば合成ではなく、撮影したものをそのまま使用できるような画像を用意しましょう。(合成ということがまったく分からない自然な画像を作成できれば、「◎」判定を出すことも可能です。ここがデザイナーの腕の見せ所とも言えます。)

STEP3.パッケージやカラーバリエーションで最後の一押し

これまでの2ステップで、サムネイルの完成度はすでに完璧に近い状態です。そこへさらに最後の一押しとして加えるのが、「パッケージ」「カラーバリエーション」です。中身の写真だけでなくパッケージや包装を入れることにより、その商品がどのような状態で手元に届くのかを視覚的にユーザーへ伝えます。特に前述のギフトでは、どんな箱で届くのか?リボンや包装紙でラッピングしてもらえるのか?など、気になりますよね。そういった不安を取り除き、安心してクリックしてもらうための大事な要素なのです。また、色のバリエーションが複数ある場合は必ず掲載しましょう。メインイメージとして使っている商品の色をユーザーが気に入らなかった場合も、色違いがあると分かればクリックしてもらえる可能性が格段に増します。パッケージやカラーバリエーションの合成についてはガイドライン違反に当たらず、テキスト占有率にも影響しません。(※)安心して足せる要素なので、ぜひ活用してください。
※文字要素の多いパッケージの場合、稀に「×」判定になることがあります。

上記3つのステップでサムネイルを作成することで、ガイドラインを守りながら、伝えるべき商品の魅力をしっかりと訴求できる画像が仕上がります。「クリック率を上げたい!」「検索画面からの流入を増やしたい!」というときには、ぜひサムネイルのデザイン変更をお試しください。

マクロジでも「売れるサムネイル」「売れる商品ページ」をご提案しています。
・ガイドラインが難しくて守れているか不安
・どこを改善すればよいのか分からない
・デザインを変えたいが社内にデザイナーがいない
上記のようなお悩みをお持ちの店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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