ECサイトの顔、商品画像|クリック率を上げるサムネイル戦略

ECサイトにおいて、「サムネイル」とは商品を検索をしたときに表示される画像のことを指し、商品の”顔”となるとても重要な部分です。
モール内を検索したとき、似たような商品画像が並んでいる中で、より目立ち、魅力的に見える画像を作るにはどのようにしたらいいのでしょうか?
本記事では、サムネイル画像において大切なポイントを紹介し、ECサイトのクリック率を伸ばすビジュアル戦略について深掘りしていきます。

ECサイトでサムネイルが重要な理由

オンラインショッピングでは、消費者は実際に商品を手に取って確かめることはできません。
そのため、画像でいかに商品の情報を伝えられるかが重要です。商品の見た目はもちろん、サイズ感や質感、内容量、香りや味を連想させるものになっているか。商品によっては使用感をイメージさせるような画像で目を引かせたり、セットや割引の訴求を入れて購買意欲を促進させることも必要です。

サムネイルと商品ページ

商品画像には「サムネイル画像」と呼ばれる、商品を検索をしたときに表示される1枚の画像と、商品ページ内で見れるそれ以外の画像があります。
サムネイルを充実させ、クリックにつなげることができれば、商品ページで商品のセールスポイントやスペック、ランキング画像、お客様のレビューなど、商品の魅力をより詳しく伝えることができます。

サムネイル制作のポイント

では、実際どのようなサムネイルが良いのでしょうか?画像の選び方から順に説明していきます。

画像選びのポイント

画質が良く、明るい画像を使いましょう。
鮮明で、細部までくっきりとしている写真は商品の質感や色を正確に伝えてくれるだけでなく、ショップへの安心感・信頼性にもつながります。

・商品の角度と構図
アップの画像を使うか、引きで全体が見えている写真を使うかは商品やターゲットによって変わってきます。お客さんが見たい部分が見えているかを考えて選ぶことが大切です。

使用感をイメージさせる画像を使うのも効果的です!
・家具や家電であれば実際に部屋に置いてある画像
・アウトドア製品なら、自然の中での使用シーン
・食品の場合、果物の断面を見せてみずみずしさを伝えたり、調理後の焼き目や湯気が立ち上っている写真など、「シズル感」を強調したサムネイルの方がクリックされやすい傾向にあります。
※シズル感…食材や料理を扱った主に広告写真などの表現における、食欲や購買意欲を刺戟するような瑞々しい感覚のこと

文字やアイコンで伝えたい情報をアピール

文字やアイコンを入れる場合は、ユーザーに伝えたい情報をしっかり入れるようにしましょう。
競合と比較して、強みとなりそうなポイントは積極的に盛り込んでいきたいですね。
具体的には、次のようなものです。

・商品名
・ブランドロゴや認証マーク
・キャッチコピー
・セールスポイント
・サイズ・容量
・カラーバリエーション
・ディテール画像
・新色などの新しい情報
・セール・ポイント訴求(〇%OFF・ポイント〇など)
・送料無料

制作の注意点

・著作権・肖像権に注意
第三者が作成した画像の無断使用、著名人やキャラクターを無断で使用するなど、著作権・肖像権に関する扱いは大きなトラブルにつながる恐れがあるため、注意が必要です。

・ECモールごとのガイドラインを守る
楽天市場やAmazonなどのECモールには、それぞれサムネイルのルールが決められています。
特徴を理解し、ガイドラインを確認して制作していきましょう。
楽天市場なら、背景は単色もしくは写真背景で、枠線使用不可。画像内のテキスト占有率は20%以下
Amazonなら、白背景で文字なし…といった感じです。

・過度な画像の加工
コントラストや明るさを調整して、画像をより引き立たせることは重要です。しかし、実際の外観と色味が大幅に異なるなど、過度な加工はクレームや返品の原因になる可能性があります。程よい加工に留めるよう気をつけましょう。

まとめ

本記事では、ECサイトにおけるサムネイルの重要性と、抑えるべきポイントについてご紹介しました。
サムネイル画像は、ユーザーに興味を持っていただけるかどうかが左右される部分です。
ユーザーに伝えたい情報と、ユーザー目線で知りたい情報を組み合わせて、より魅力的なサムネイルにしていきましょう。

売上を伸ばすために、今回ご紹介したサムネイル制作のポイントを参考にしていただければと思います。
ECサイトにおける商品のビジュアル戦略については他の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

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マクロジでは上記のポイントを取り入れて常にユーザーの動向を解析し、最新の手法を使った戦略をご提案しています。
・今のECサイトでは売上が上がっていない
・どこを改善すればよいのか分からない
・サイトを刷新したいが社内にデザイナーがいない
上記のようなお悩みをお持ちの店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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