【広告検証シリーズ】Meta広告でクリックが取りやすいクリエイティブのABテスト(ターゲット編)

WEB広告において広告クリエイティブは成果を大きく分ける重要なポイントとなります。
広告配信を行う上で、「ターゲットを絞り込むことが重要」のような考えは重要で、設計時に誰に対して刺さる広告にするのかを明確にしないと、意味のない広告になってしまいます。
本記事では、広告設計したあとの配信時に「ターゲットを明確にしたクリエイティブ」「キャッチコピー重視のクリエイティブ」の2つを同時に配信して、「クリック数」や「CPC(1クリックにかかる費用)」や「CTR(広告表示した人にクリックされる割合)」に及ぼす効果を分析し、効果的な広告作成のポイントをまとめます。
実際の広告クリエイティブ事例をもとに紹介するため、広告担当者の方には必見の内容となっていますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?

対象チャネル

楽天市場

商品ジャンル

サプリメント

課題

・EC市場で検索キーワードが無いジャンルの商品で、検索出面以外での露出を行い、商品名の認知をしてもらう必要があった
・外部広告流入獲得の為にコストパフォーマンスの良い集客施策を行う必要がある
・見込み顧客に繋げる必要がある為、潜在的ニーズを抱えるユーザーへの広告配信を行う必要がある

目的

・広告をクリックしてもらい自社製品を認知してもらう
・興味を持ってもらい、検索エンジンやSNSで指名検索してもらいたい

手法

ABテスト内容
A:「40代からは」という文言でターゲットを明確に定義したクリエイティブ
B:「ズルい日焼けケア」という表現でターゲット訴求は強めず、日焼けに対してのアプローチがメインのクリエイティブ

■対象商品概要
・商品:サプリメント
・価格:5,880円

効果測定

A:「40代からは」という文言でターゲットを明確に定義したクリエイティブ
├クリック数:157
├CPC:103
└CTR:0.58%

B:「ズルい日焼けケア」という表現でターゲット訴求は強めず、日焼けに対してのアプローチがメインのクリエイティブ
├クリック数:799
├CPC:68
└CTR:0.96%

結論

今回配信した広告クリエイティブの「年齢を明確に定義したクリエイティブ」では、クリック率が相対的に低いパフォーマンスになりました。

まとめ

今回の検証で「ターゲットを明確にした」広告クリエイティブの場合、クリックされにくい結果となったが、配信しているターゲットと見込み顧客の乖離も可能性としてありえるため、オーディエンスの調整を行いながら継続して効果測定を実施していく必要があります。
初めて広告を配信する場合、広告におけるKPI指標をより良い数値にするために広告クリエイティブや配信設定でPDCAを回すことは、どの商品であっても必要不可欠です。
当初目標指標にしていた数値からの乖離が大きいからと言って、単月で施策中断すると広告配信とCVの相関関係を立証することができないため、「広告の無駄打ち」となってしまいます。
3か月ほど広告掲載して効果検証を行うことで、実施した集客施策で効果があったのかを立証することが出来る為、計画段階でしっかりとKPI設計を行って運営していきましょう。

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