ネットショップ運営において集客の手段は様々なものがありますが、その中の一つに「インフルエンサー」を用いた施策があります。
インフルエンサーとは、影響や勢力、効果といった意味を持つ「influence」という英語が語源で、世間や人の思考・行動に大きな影響を与える人物のことを指します。
この「インフルエンサー」を通じて、企業は幅広いユーザーにアプローチし、新規顧客の獲得や商品のプロモーションを強化することができます。
本記事では費用をかけないと効果が出ずらいと言われている「美容」ジャンルにおいて、より効率的にインフルエンサー施策で結果を出すための方法を解説していきます。
対象チャネル
自社EC
商品ジャンル
美容
課題
・リーチ率が低い
・ENG率が低い
・保存率が低い
【用語解説】
※リーチ率:フォロワー数に対してどのくらいの割合で投稿が見られているかを表す数字。
※ENG率:フォロワー数に対して投稿に反応したユーザーの割合(ENG=いいね数+コメント数+保存数)。
※保存率:投稿を再度閲覧するために存在している保存機能が、フォロワー数に対してどのくらいの割合で実行されたのかを表す数値。
→詳しくはコチラ
目的
インフルエンサー施策の効果改善
手法
■対象商材
化粧水
■商品の特徴
天然由来の成分を使っており、お子様にも安心して使える
■検証項目
起用したインフルエンサーのデータを見開き、 「美容系インフルエンサーを起用した月」と「ママ系インフルエンサーを起用した月」どちらがより良い数値かを検証。
■テスト内容
>>美容系インフルエンサーを起用した月
リーチ率:16.42%
ENG率:1.11%
保存率:0.26%
>>ママ系インフルエンサーを起用した月
リーチ率:78.08%
ENG率:1.97%
保存率:0.72%
効果測定
・リーチ率
・ENG率
・保存率
結論
大幅な数値差で「ママ系インフルエンサーを起用した月」が上回る結果となりました。
全数値において「美容系インフルエンサーを起用した月」以上の数値となっています。
リーチ率:+61.66%
ENG率:+0.86%
保存率:+0.46%
まとめ
今回の検証から、「ママ系インフルエンサー」の方が優れた数値を記録することが分かりました。
なぜ本来ジャンルが一番近しいはずの「美容系インフルエンサー」の数値が振るわなかったのか疑問に思われる方も多いかもしれませんが、一番の要因としては「美容」という市場があまりにも広すぎる点が考えられます。
商材の強みをより活かせる層、ニーズが特にあるであろう層を見極めてインフルエンサーを起用していくことがとても重要です。
とはいっても商材や予算によって向き不向きはあるので、引き続き効果検証をしてまいります。
▼インフルエンサー施策についての記事はこちら
≫参考:【インフルエンサー施策】Instagram「フィード投稿」「リール投稿」どちらが効果良い?
≫参考:【インフルエンサー施策】Instagram「文字入り投稿」「文字なし投稿」どちらが効果良い?
WEBからお問合せする
コンサルティング、運営代行、広告運用のサービス詳細や事例に関するお問合せはこちら