リスティング広告は、主要なWEB広告としてさまざまな場面で活用されています。
クリック課金方式なので、リスクやコストをコントロールしやすく運用のしやすい広告です。
しかし、いざ運用してみるとクリック単価(CPC)が想定よりも高くなってしまうことも少なくありません。そこで今回こちらの記事では、リスティング広告のクリック単価(CPC)について、
平均単価、高騰する原因、費用を抑える方法などを詳しく解説していきます。
- 1.そもそもCPCとは?
- 2.CPCの単価の決まり方
- 3.平均CPC単価はいくら?
- 4.CPC課金のメリット・デメリット
- 5.CPCの調整方法4選
そもそもCPCとは?
CPCとは(Cost Per Click)の略で、ユーザーが広告を1回クリックするごとに発生する広告費用のことを示します。
そのクリックによって広告費用が発生する課金方式のことを「CPC課金(クリック課金)」と言います。
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- ・CPCの算出方法・・・
CPC(クリック単価) = 広告費 ÷ クリック数
CPCの単価の決まり方
- 単価は、オークション形式で決まる。
同じキーワードで複数の出稿があった場合は、より高い広告ランクの広告が優先して表示されます。
広告ランクとは、「入札単価」「品質スコア」「広告表示オプション」の3つの要素で構成されており入札単価は クリック単価の上限金額、広告の品質スコアは 広告のクリック率やランディングページの品質、広告表示オプションは 広告表示オプションを利用しているかどうかがカギとなります。
つまり、広告を優先的に表示させるためには広告の品質なども高めていく必要があるということです。
スコア表示▼
表示オプション▼
コールアウトや構造化スニペットなど、出来るだけ多くのオプションを追加することで品質スコアは上がっていきます。
リスティング広告の平均CPC単価はいくら?
平均クリック単価は、ざっくり80円から1,000円ほど。
ジャンルやキーワードの状況によって変動するため、一概に平均を出すことはできません。
CPC課金のメリット・デメリット
メリット▼
・クリックされない限り、何回表示されても料金が発生しない
・入札単価次第で最大のクリック数が想定できるため、シュミレーションが組みやすい
デメリット▼
・競合が多い分野(キーワード)でクリック単価が高くなる
CPCの調整方法4選
【①】コストをとにかく抑えたい場合は手動調整!
「目標CPA×CVR」を越さないように入札単価を手動で上げ下げ。
「目標CPA×CVR」で出した金額に合わせて「上限CPC」を設定する、もしくはキーワードプランナーを使い推定入札単価を出して設定する方法です。
上限CPCはキャンペーンから簡単に設定することができます。
・CPAとは・・・「Cost Per Action」の略で日本語では「顧客獲得単価」と訳されています。商品の購入や会員登録、問い合わせなど1件の顧客を獲得するために、どの程度の広告費用がかかったのかを表します。
目標CPAの設定方法は、まず「限界CPA」を求めます。
限界CPAとはコンバージョン1件に対してかけられる最大の費用のことです。成果が発生しても利益にならない損益分岐点、または赤字が出たとしても許容できる上限値となります。
例えば、商品購入での限界CPAを算出する際は、「商品単価-商品原価-経費」で求められることが多いです。つまり、商品ごとの利益が限界CPAとなります。
目標CPAを設定する際は、そのマーケティング施策でどれくらいの利益を得たいのかを考え、限界CPAから残したい利益額を引いた数字が目標CPA ということになります。
【②】コンバージョンの増加目的なら自動調整もあり!
「拡張CPC」といって機械学習を利用したコンバージョン増加を狙うための機能があり、クリック率が高い場合や品質スコアが高い場合には自動で入札額を上昇させ、より効果的な広告配信をすることが出来ます。
【③】効果の悪い検索クエリを除外設定
検索クエリ内に入ってきた不要なワードの除外や設定キーワードの見直しによって細かく最適化していく。
設定キーワードが完全一致の設定以外の場合はこちらも重要となってきます。
【④】広告の品質スコア向上と広告のターゲティングの最適化
冒頭でもお話した通り、品質スコアは重要なポイントとなります。
品質スコアは広告のクリック率やランディングページの品質などによって決定されるため、これらの要素を改善することも実はCPC改善の大事なポイントになります。
さらに、特定の地域やデバイス・興味関心などを設定することでよりコストを抑えることが出来ます。
まとめ
CPCは広告運用において重要な指標となります。
より効果的な配信結果となるように適切な設定になっているか、日々モニタリングしていきましょう!
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